Explorer RD350:ドローン搭載マルチバンド干渉測定合成開口レーダーシステム

世界で最もコンパクトな3バンド干渉レーダー 
"Explorer RD350" 

 ”Explorer RD350” は、P、L、Cバンドの合成開口レーダ(SAR)が搭載されており、6kg以下のペイロードを有する各種ドローンに搭載可能な先進的なSARシステムです。高精度な慣性測定ユニットと2周波D-GNSSにより、直線飛行のみならず、円形、螺旋、不規則な飛行経路でも正確な位置情報と観測データの取得が可能で、リニアモードでは1日あたり最大500ヘクタール、ヘリカルモードでは1日あたり最大50ヘクタールをカバーできます。飛行後は、GNSS 地上局とドローンのレーダーからUSB メモリーに保存後、パソコンで処理されます。SAR画像の作成のほか、クロストラック干渉法、差分干渉法、偏光解析、トモグラフィー処理などに活用でき、地盤のわずかな変動から地下構造の可視化まで解析可能です。
 本システムは、防災・減災対策の高度化、インフラ点検の効率化、環境モニタリングの精密化に利用可能です。

▸ P バンド、L バンド、C バンドの3バンドを備えたマルチバンド 合成開口レーダー(SAR)
▸ P-HH およびC-VV ワンパスクロストラック⼲渉計による同時取得が可能
▸ InSAR/TomoSAR プロダクト(画像プロダクト注釈(メタデータ)付き)は、干渉合成開口レーダー(InSAR)オープンソースパッケージと互換性のある標準形式で保存可能
▸データ処理及びマッピング処理機能
▸L バンド用の偏波画像化処理機
▸データ撮影のトレーニングの実施、データ処理などに関してのチュートリアルマニュアルを装備
▸モーション補正機能

SARタイプ
最大解像度
周波 偏波
波長
寸法:長さ,幅,高さ
重量
Pバンド 18cm 400-450 MHz HH 75cm 638mm x 341mm x 25mm 380g
Lバンド 6cm 1,200-1,375 MHz HH,HV,VH,VV 25cm 径200mm 330g
Cバンド 2cm 5.25-5.65 MHz VV 5.5cm 99mm x 65mm x 11mm 60g

3バンド共通: ●チャンネル数:2  ●オフナデア角:20°から70°まで可変 ●動作環境:消費電力/15W  
    ●耐温度:0℃から40℃   ●レーダーペイロードの重量 : 6kg

▸マルチバンド(P,L,C バンド)合成開口レーダーシステム本体  1 式
▸ C バンドアンテナ 2 本
▸ L バンド偏波アンテナ 1 本
▸ P バンドアンテナ 2 本
▸ GNSS アンテナ 1 本
▸レーダーキャビネット 1 式
▸ 2 周波GNSS 地上局を備えた地上システム 1 式

SARシステム
・レーダ受信装置とケーブルハーネスは軽量構造のキャビネットに装備
・SAR システムには、慣性計測ユニットと2 周波GNSS 受信機を備えた航法システムを内蔵
二周波GNSS 地上局を備えた地上システム
・地上システムの、ドローン操作用リモコン、飛行計画ソフトウェア搭載のタブレット、処理ソフトウェアを搭載したノートパソコンが軽量輸送用ボックスに収納されます。
ノートパソコン
・GeForce® RTX 4060 (8GB GDDR6) ・Intel® Core™ i9-13900HX (36 MB Intel® Smart Cache, 2.2 GHz, Turbo Max 5.4 GHz) ・64GB [2x 32GB - Dual Channel] DDR5 Memory (4800 MHz) ・SSD M.2 NVME 2TB - Gen 4 - [3,500 MB/s] ・16" QHD WVA (2560x1600p) - 165Hz / Matte / Contrast: 1200:1 /Brightness: 500 cd/m² / 100% sRGB・Windows 11 Pro(64bit) ・寸法: 36 x 24 x 3 cm ・重量: 2.7 kg
タブレットiPad
・iPad Mini 256GB Space Gray ・寸法: 195.4 x 134.8 x 6.3 mm ・重量: 293 g
システムソフトウェア
このシステムはデータ取得から結果の可視化まで、ワークフロー全体を確実に実行するための機能をサポートしたソフトウェアライブラリを装備しています。
・データ取得: レーダー動作中、生データはレーダー搭載コンピュータを介してUSBメモリに記録します。
・GNSS 処理: GNSS 測位データを処理するために補正を伴うRTKLIB ソフトウェアで処理します。
・Raw データ処理:raw レーダーデータは、GDL(GNU Data Language)によりを処理します。

輸送用ボックスに、現場での操作に必要なすべてのセットアップが収納可能です。

GNSS地上局 ライトプランオペレータインターフェース
機体構成
4 基のブラシレス電動モーター、カーボンファイバー+アルミ製フレーム
姿勢制御センサー
3 軸MEMS ジャイロ、3 軸加速度計、3 軸磁気センサー
GNSS
1 ユニット搭載(SBAS 対応、RTK 対応)
本体重量
11kg(バッテリー除く)
最大離陸重量
25kg(MTOW)
展開サイズ
直径1.5m 以内、高さ0.5m 以内(アーム展開時)
収納時サイズ
幅0.7m 以内 × 奥行0.7m 以内 × 高さ0.5m 以内
飛行時間
15分
飛行高度
30m以上
航行可能距離
自動航行時、最大1km 圏内
送信制御
2.4GHz ラジオコントロール(RTL/RTH 機能付き)
テレメトリ
900MHz 帯で運用
風速制限
最大12m/s(43km/h)
動作温度範囲
0°C~40°C
RGB画像 P‑HHバンド画像 C‑VVバンド画像
L‑VHバンド画像 L、Cバンド合成画像 L、C、P バンド合成画像


   

 

iPadでのフライトライン作成
▸飛行高度・飛行速度・飛行方向
▸エリアカバレッジ 
▸飛行ライン
▸レーダー構成
飛行ミッション
▸マウント地上局
▸レーダ付きドローンを搭載
▸離陸前に静止モード:10分間のナビデータを記録
▸自立飛行:フライトプラン
▸着陸後、静止モード:10分間のナビデータを記録
ラップトップでのナビとレーダーデータの後処理
▸GNSS/INS処理
▸オルソ画像生成  
 ・P,L,Cバンド  ・偏波処理Lバンド  ・干渉処理P,Cバンド



製造元:RADAZ (ブラジル)

日本総代理店:ビジョンテック


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